成長に合わせてアレンジしてみよう!
年齢別・子どものヨーグルトの選び方と食べさせ方

意外と知らない「年齢別の食べさせ方」とは?

ヨーグルトはカラダにいいと聞くけれど、「赤ちゃんって、いつからヨーグルトを食べていいの?」「どんなことに注意すべき?」など、わからないこともいっぱい。そんな素朴なギモンを離乳食・幼児食のプロがズバリ解決。上手な食べさせ方や、食育のヒントも聞いちゃいました。

今回はこの方にレクチャーをお願いしました!

教えてくれたのは…上野知佐さん(管理栄養士・幼児食アドバイザー)教えてくれたのは…上野知佐さん(管理栄養士・幼児食アドバイザー)

上野知佐さん(管理栄養士・幼児食アドバイザー)
昭和女子大学生活科学部生活科学科管理栄養士専攻卒業。ママ向けコラムの執筆、子ども用サプリメントの開発、レシピの提供を行うかたわら、ブログで「母乳ごはん」「ベビごはん 離乳食」「こどもごはん」「こどもおやつ」を発信中。自身も2人のお子さんのママ。

Q1 ヨーグルトを食べるとどんなメリットがあるの?Q1 ヨーグルトを食べるとどんなメリットがあるの?

A1 育ち盛りの子どもにうれしいカルシウムやたんぱく質がとれ、おなかにも◎A1 育ち盛りの子どもにうれしいカルシウムやたんぱく質がとれ、おなかにも◎

骨や歯の材料となるカルシウム、血や肉をつくるたんぱく質は、成長期の子どもに大切な栄養素。しかも、乳製品に含まれるカルシウムは、小魚などほかの食品のカルシウムよりも吸収率が高いのが特徴です。また、たんぱく質は体内で分解されてアミノ酸となって吸収されますが、ヨーグルトの場合、乳酸菌の働きで一部がすでに分解されているため、消化吸収しやすいのです。

POINT

ほかにも、腸の働きを整えるカリウム、カルシウムと結びついて骨や歯をつくるリン、細胞の老化を防ぐビタミンA、体を動かすエネルギーづくりに欠かせないビタミンB2など、育ち盛りの子どもにうれしい栄養がいっぱいです。

Q2 年齢に合ったヨーグルトの上手な食べさせ方ってあるの?Q2 年齢に合ったヨーグルトの上手な食べさせ方ってあるの?

A2 まずは離乳食の1品からスタート。1才を過ぎるとおやつにも最適!A2 まずは離乳食の1品からスタート。1才を過ぎるとおやつにも最適!

ヨーグルトは発酵食品で牛乳よりも消化吸収がよいため、一般的には牛乳(※1)より早い時期、5,6カ月ごろからそのまま与えられます。最初は少量から、様子を見ながら進め、慣れたら、離乳食の1品として与えてみます。ヨーグルトの滑らかなとろみは、赤ちゃんが食べやすく、アレンジもしやすいものです。離乳食が完了したら、おやつ(補食)にも。子どもの発達段階によって適正な量が変わるほか、食べさせ方にもちょっとしたコツがあります。しっかり知識を持って食生活に賢く取り入れてあげたいですね。

※1 牛乳は飲み物としては1才を過ぎてから与えます。

年齢別に見る!ヨーグルトの上手な食べさせ方!

上野さんにレクチャーいただいた内容をもとに、0才から3才までの子どもに向けた食べさせ方についてご紹介します!

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0才 初めてのヨーグルトはプレーンタイプをごく少量から0才 初めてのヨーグルトはプレーンタイプをごく少量から

いつから食べる?どんなヨーグルトがいい?

初めは離乳食を始めて3週間~1カ月後くらいを目安に。豆腐や白身魚などのたんぱく質に慣れてからがよいでしょう。ただし、家族に牛乳アレルギーの人がいるなど、アレルギーが心配な場合は、かかりつけ医に相談を!与えるのは、加糖されていないプレーンヨーグルトがベストです。加糖タイプは、食材の味を覚える離乳食では避けたいところ。赤ちゃんは酸味が苦手なので、できるだけすっぱくないヨーグルトを選んであげましょう。

どんな風に食べさせればいいの?

最初は、ごく少量(※2)をさらに小分けにして与えます。5、6カ月のころは、多くても大さじ1杯の量で十分。7、8カ月は50g程度、それ以降は80g程度が適量ですが、肉や魚など、ほかのたんぱく質を与える場合は、その分ヨーグルトの量を少なめに。ヨーグルトの酸味が苦手な子は、甘みのある食材を混ぜてあげると食べやすくなりますし、ゆでた鶏ささ身肉や魚とあえるのもおすすめ!

※2 アレルギーの心配がない場合でも、多くても小さじ1程度まで。

あげるときの注意点は?

万が一、アレルギーが出て病院に行く可能性も考えて、できれば午前中に食べさせるのがおすすめ。食後は、体や口のまわりに発疹が出ないか、下痢をしていないかなど、注意して見守りましょう。また、ヨーグルトは製品によって入っている菌が少しずつ違います。ひとつの製品を食べて問題がなくても、別の製品をあげるときは、様子を見ながら少量から始めてください。

1才 おやつやデザートにおすすめ。加糖タイプはもう少しあとで1才 おやつやデザートにおすすめ。加糖タイプはもう少しあとで

この時期に適したヨーグルトは?

この時期は味に敏感で、濃い味に慣れてしまうと食材本来の味だけでは食べてくれなくなることがあるので、無糖タイプがおすすめ。甘くしたければ、メープルシロップやはちみつ(※3)、きび糖などでほんのり自然な甘みをつける程度に。加糖タイプのヨーグルトや飲むヨーグルトは、この時期にはまだ味が濃く、甘いためついついとりすぎの原因に。「1個だけね」などの約束を守れるなど、社会性が身につく3才ごろまでは避けたほうがよいでしょう。

※3 はちみつは1才未満の赤ちゃんには与えられません。

どんなふうに食べさせればいいの?

まだ一度にたくさん食べられず、3食だけでは栄養がたりないため、この時期からおやつが大切です。お菓子ばかりではなく、たとえば小さめのおにぎり1個やサンドイッチ1切れとヨーグルト50gなど、活動のエネルギー源となる炭水化物とたんぱく質を組み合わせましょう。水切りヨーグルトを作って、食パンに塗り、ロールサンドにしてもいいですね。

あげるときの注意点は?

自己主張が出てきて、好きなものばかり食べる「ばっかり食べ」が始まる子も。ヨーグルトが好きなら、おやつが毎日ヨーグルトでも構いません。ただし、乳製品は1日300g程度を上限に。食事でとるたんぱく質がヨーグルトだけにならないよう、肉や魚、豆腐、卵なども組み合わせます。ヨーグルトばかり食べたがる場合は、食事の最後にデザートとして出してあげましょう。

2~3才 オリジナルヨーグルトが楽しい時期。そろそろ加糖タイプも解禁2~3才 オリジナルヨーグルトが楽しい時期。そろそろ加糖タイプも解禁

どれくらいの量を食べさせればいいの?

2~3才児の乳製品の摂取量は、すべて合わせて1日当たり200~300gが適量です。1日に牛乳100mlを2回飲むとしたら、午前中のおやつでキャンデーチーズ2〜3個、午後のおやつでヨーグルト50gなど、上手に組み合わせてあげてください。また、おやつはヨーグルトだけでなく、果物と組み合わせたり、エネルギー源になる小さめのおにぎりを加えるなど工夫しましょう。目先を変えて、牛乳の代わりにヨーグルトを使った蒸しパンやパンケーキなどもおすすめです。

おすすめの食べさせ方は?

いわゆる「イヤイヤ期」が始まり、好き嫌いをする子に無理に食べさせようとすると逆効果。果物や、はちみつ(※4)、メープルシロップなど、混ぜるものを選ばせて、オリジナルヨーグルトを作ってはどうでしょう。また「自分でやりたい」という欲求が強くなる時期なので、簡単な料理のお手伝いをしてもらうのもいいでしょう。

※4 はちみつは1才未満の赤ちゃんには与えられません。

加糖タイプのヨーグルトや飲むヨーグルトはいつから?

甘いものはくせになりやすいので、あらかじめ決められた量で我慢ができるようになってからのほうがいいでしょう。3才前後にもなると社会性が芽生え、ママとの約束を守ったり、我慢も少しならできるようになります。そこまで子どもが成長したら、お出かけの際のお楽しみや、何かを頑張ったごほうびとして、甘いヨーグルトをあげるのもいいと思います。ただし、糖分過多にならないように注意しましょう。また、糖分はむし歯の原因になりやすいので、加糖タイプのヨーグルトを食べたあとは、うがいをしたり歯を磨いたりして、口の中に糖分を残さないよう気をつけましょう。

いかがでしたか?
子どもの成長に合わせた工夫やアレンジで、
ヨーグルトを子どもの食事面でも活用してみてくださいね☆