長崎県を舞台にした本気の腸活。産官学プロジェクトがスタート!
2021年11月8日、長崎県五島市の健康寿命延伸に寄与するため、五島市、森永乳業、長崎県立大、長崎新聞社、長崎県の5者が包括的な連携協定を締結しました。
今回はこの長崎県での産官学連携によって、今後どのような取組みが行われるのか、ご紹介いたします。
生活習慣調査や食育セミナーへの取り組み
長崎県立大や森永乳業などは、今後五島市の成人(20~74歳)男女300人を対象とした身体活動、睡眠、食事、便通の調査および身体測定、血液検査などを実施し、五島市民の健康状態を明らかにしていきます。まずは五島市民がどんな生活を送り、どんな食事をしているのかなどしっかり調べ整理することで、健康寿命延伸に向けた取り組みの方向性を決めていきます。さらに腸内環境の大切さなどを伝える食育セミナーや、健康レシピコンテスト、健康講座なども予定しています。
長崎新聞社は上記の取組みに関する情報発信を行い、県は側面的に支援しつつ健康長寿日本一の県づくりに向けた実践モデルを五島市から県全域に広げていくことで、産官学一体となって五島市、そして長崎県の健康寿命延伸を目指します。
健康づくりに「腸活」の知見やアイデアを

長崎県庁で行われた締結式で野口市太郎五藤市長は「五島市の男性の健康寿命は県内で最下位」と語りました。脳や心臓の血管障害で亡くなる方も非常に多いとのことで、「市民の命と健康を守るのが最大の課題」だと言います。
森永乳業の大川禎一郎副社長は、「蓄積してきた健康・栄養に関する知見を生かし、五島市民の健康課題の解決、さらには長崎県民の健康づくりに少しでも役立ちたい」と挨拶しました。森永乳業が長年培ってきた「腸活」をはじめとした様々な研究の知見やアイデアを取り入れ、五島市から長崎県、さらには九州や全国まで広がる取組みを目指します。
産官学が連携した健康寿命延伸に関する実践モデルの構築は長崎県内では初めて。五島市から始まる健康寿命延伸に向けた取組みに今後もご注目ください!
